責任あるギャンブル
利用者と運営側の責任分担
ギャンブルを娯楽として楽しめる範囲に保つのはまず利用者自身の責務であり、その一方で運営側は依存防止に資する情報提供と安全な環境整備に努めるものとします。
無理のない利用のための基本原則
健全な利用を続けるには、以下の行動指針に従うことが求められます。
- 長時間の連続利用を避け、適宜休憩を挟むこと
- 事前に利用金額の上限を定め、その範囲を厳守すること
- 気分が落ち込んでいる場合や飲酒後には利用を控えること
- 損失を取り戻そうとして賭けを続けないこと
- ギャンブルを収入源や悩みの解決手段と見なさないこと
疲労や感情、飲酒の影響
疲労が蓄積した状態や強い感情を抱えたままでは、判断力が鈍り、通常なら選ばない賭け方に走りやすくなります。飲酒も同様に自制心を低下させるため、こうした状態での利用は避けるべきです。冷静な状態でなければ、利用そのものを後日に延期するのが賢明です。
注意すべき行動の変化
次のような変化が自分や身近な人に見られた場合、利用方法の見直しが必要なサインです。
- 家族や友人に利用状況を隠すようになる
- 借入れや支払いの遅れが増える
- 負けを取り戻すために再び賭けに出てしまう
- ギャンブルのことを考える時間が増え、仕事や家事に集中できなくなる
未成年者への配慮
未成年者の保護を徹底するため、アカウント情報や支払い情報を第三者と共有しないことが基本です。また、利用者が未成年者に利用環境を提供することも避けるべきです。
一度立ち止まることの意義
予定より長く利用していると感じた場合、プレイを一度休止し、これまでの利用金額や時間の記録を振り返ることが効果的です。この振り返りにより、自分が設定した基準からどれだけ逸れているかを客観視できます。
自己制限の仕組みと活用方法
自己制限機能は、利用者が自分の判断で利用額や利用時間に上限を設けるための道具です。入金限度額は一定期間内に口座へ入金できる金額を制限し、損失限度額は負けの累計に上限を設けます。時間制限はセッションの長さを区切り、設定した基準に達すると自動的に利用が停止されます。これらの機能は衝動的な賭けを防ぐための補助であり、設定した以上に利用したい場合は、あらかじめ決めた冷静な判断に従って見直すことが推奨されます。
自己制限の実践とその限界
自己制限を申し出た場合、利用者は一定期間、アカウントへのアクセスを制限されることになります。この措置は、利用を強制的に止めるためのものではなく、自分とギャンブルの距離を置き直すための時間を確保する目的があります。ただし、自己制限は過去に行った賭けや損失を取り消すものではなく、また既に発生した負債を解消するものでもありません。制限期間中に利用を再開したいと感じても、設定した期間が終了するまではアクセスできないことを理解しておく必要があります。
家族や友人が困難に直面した場合の支援
身近な人がギャンブルで苦しんでいる場合、まずは非難せず話を聞き、利用状況を客観的に伝えることが助けになります。本人が問題を認めたら、一緒に相談窓口を探し、必要に応じて家族も支援機関を利用するとよいでしょう。本人の意思を尊重しつつ、金銭的な援助を繰り返すことは問題を長引かせる可能性があるため、注意が必要です。
日本で相談できる主な情報源
問題が深刻化する前の情報収集には、厚生労働省 依存症についてもっと知りたい方へが参考になります。依存症対策や支援情報の案内は厚生労働省 依存症対策で確認できます。制度や相談に関する基本的な情報は、ASK ギャンブル依存症 相談先一覧にまとめられています。早い段階での相談が有効であり、ためらわずに利用することが勧められます。